イワシやアジ/サバシーズンに、大漁釣果が期待できるサビキですが、必ずしも万能とは言えません(経験談)
魚はいるのに、サビキなのに、なかなか釣れない...。ってときに効果を発揮するのがトリックサビキです。
渋いときほど、トリックサビキで周りから注目を集めますよ。
トリックサビキとは
トリックサビキは、いわばサビキ仕掛けに本物の餌をつける釣り方です。
普通のサビキ仕掛けに餌をつけるのか、とおもいきや、トリックサビキ専用の仕掛けがあるんですね。
餌をつけやすくする仕組みが備わっているようです。
トリックサビキ仕掛けの針は親子針かダブルフックになっていて、餌が絡みやすい工夫がされています。
また普通のサビキのように羽根がついてるものと付いてないものもあります。
親子針のトリックサビキ
小針があるおかげで、針が大きくなってもふところが狭くアミエビが抜けづらい。ダブルフックよりは魚のかかりは悪くなるが、針を大きくできることで自動的にハリスも太くなり、いいサイズのアジやサバを合わせることも。
だいたいどのメーカーのトリックサビキ仕掛けも、針5号でハリス1号。ハリス1号あるとたまに掛かる30cmぐらいの魚に対応できるのがいいですね。
ダブルフックのトリックサビキ
ダブルフックタイプのトリックサビキ仕掛けは、親子針タイプと逆になりますが、魚がバレにくい。立体的に広がってるからですかね。ただ針の号数があがると、いくらトリックといってもアミエビが着き辛くなります。
大きい針の場合には、針にしらすをつけると効果的、という情報もありました。いちいち手でエサをつけるのは、トリックらしくない使い方ですが、ダブルフックによる掛かり良さをとるなら、それもしかたないことかも。
朱塗りと夜光タイプ
次に色の違い。朱塗りは時合に入るとそのままアミエビをつけなくても、釣れることがあるそうです。その場合は、コマセカゴをつけて集魚しておいたほうがいいいとおもおいますけど。
夜光は、夕マズメ時間が10~20分程度伸びるぐらい、とおもったほうがいいようですね。夜光塗料が少ないので、完全な夜釣りには不向きなのかもしれません。
トリックサビキにエサをつけるスピードトレー
トリックサビキ仕掛けにエサを付けるには、スピードトレーにアミエビを入れて仕掛けをトレーに通すだけ。何往復かして、完全についたことを確認するようにします。
アミエビを溶かしたりコマセと混ぜたりする用のバケツにスピード餌つけ器がついたのが、スピードバケツ。
ただ本牧海釣り施設のような低い柵ならまだつかえるけど、大黒海づり施設や磯子海づり施設のように、柵が高い位置にあると、ほぼ機能しないという。。。
そんな場合には、柵に固定するタイプのスピード餌つけ器が有効です。
スピード餌付け器の柵への固定は、100均で売ってるフック付きゴムが便利だそうです。スピード餌つけ器にもいくつか種類があって、フック付きゴムを通せるタイプならそのまま通すだけ、そうでない場合はトレーの一部をカットしてゴムを固定するように加工が必要です。
トリックサビキにコマセカゴは必要?
ぼくは断然カゴ付け派です。
トリックサビキは手返しをよくするためにカゴを付けないそうですが、コマセを撒かないと集魚できないですからね。
コマセは上から撒くのが一般的、という意見もありました。が、棚に到達するまえに流れてしまうこともあるし。。。
なので、最初はカゴにコマセを入れて、集魚しておき、時合に入ったらスピード餌付けトレーでアミエビを針につけるだけで、いちいちカゴにコマセをいれないで手返し良く釣りをするようにしています。
まとめ
トリックサビキはダブルフック4号あたりでアタリをチェックして、でかいのが掛かるようなら親子針の5~6号あたりで大物もキャッチできるようにする、というのが1つの戦略かな、とおもいます。